管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。
猫背女子がよくある腹筋運動をするともっと猫背になることも。筋肉バランスに応じて、すべき腹筋の種類も変わるのです。
猫背とは
猫背の定義は様々ありますが、私なりの考えをお伝えします。猫背とは「胸椎(きょうつい)が※後湾し過ぎている姿勢」と考えます。
※こうわん：背骨の後方への湾曲が強く、突き出している状態
胸椎とは上記画像にある背骨の青色部分を指します。
イメージはみぞおちを丸め、スマホを覗き込むように頭部を前方へ倒す姿勢です。
猫背女子が腹筋するともっと猫背になる理由
先に述べたような姿勢の猫背女子が「お腹痩せしたい！キュッとひき締めたい！」と以下の画像にある腹筋をすると…
以下のデメリットが考えられます。
・猫背がもっと猫背になる
・腹筋の縦ラインが入らない
・横に広い(ワイドな)腹筋ラインになる
これらの大きな要因は、よくある腹筋運動で腹筋の縮める力をつけ過ぎるからです。
腹筋はみぞおちから骨盤の先端まで伸びる(上記画像のラインの範囲)、とっても長い筋肉です。
よくある腹筋運動はみぞおちと骨盤の距離が縮め、背骨を丸めます。
つまり、猫背女子が腹筋運動で縮める力をつけ過ぎると、背中はさらに丸まる。言い方を変えると、腹筋するともっと猫背になるのです。
猫背女子は腹筋を伸ばす力を鍛える
猫背女子は腹筋を伸ばす力と比べ縮める力の方が優位なので、伸ば力を鍛えると良い。
その鍛え方は例えば、下記画像にあるプロフィギュアスケーターの荒川静香さんのイナバウアーのように「胸を反る動作」
また、動画にある「腕を挙げる動作(バンザイ)」などです。
もちろん、よくある腹筋運動でお腹が引き締まったり、ウエストが細くなる方もいらっしゃいますが、筋肉バランスによって最適な腹筋運動は変わるのです。
そのため、COMFYではトレーニング前に peak a body で個々の筋肉バランスを測定してから、個々に合った腹筋運動をご提供します。
まとめ
猫背女子は腹筋を伸ばす力と比べ縮める力の方が優位なので、伸ば力を鍛えると良い。
筋肉バランスによって最適な腹筋運動は変わります。
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