管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。傷ついた身体を早く回復したい人へ。
先日、私のすごく仲の良い友人は手術をして間もなく退院をします。早くコンデイションを回復して、大好きなサーフィンや仕事に励んで欲しいので、今回は『傷ついた身体を早く回復するための食べる工夫』についてお伝えします。
もし、あなたやあなたの周りで同じような方がいらっしゃいましたら、何かの役に立つと嬉しい限りです。
通常と全く違う?傷と身体の状態
身体は傷を回復させるために以下のような特殊な反応を示し、必要な栄養素は増えるので食事からの栄養補給は重要である。
・通常よりも代謝が上がりやすい
・血液を流すために水分必要量が増える
・患部へ炎症が起こる(免疫系が活発になる)
・呼気が増減したり、血圧も不安定になりやすい
・脂肪や筋肉からのエネルギー生産が増加する
傷ついた身体を早く回復するためには、主食・主菜・副菜・汁物が揃ったバランスの良い食事が一番。優先順位をつけるならば、私は『タンパク質』と『水分』を強調します。
※バランスの良い食事については、このブログの一番下の関連ブログ 【管理栄養士がよく使う】栄養バランスの良い食事の揃え方 をご覧下さい。
食べる工夫と料理
術後や大きな怪我の後は精神的なストレスや痛みなどを伴い、1日の活動量は低下するので「お腹が空かない。食欲がわかない。」といった状態になりやすい。
しかし、先ほどお伝えしたように傷ついた組織を回復するために多くの栄養素が必要になるので「お腹はあまり空かないけど…食ベた方が傷の回復は早い。」といった、ある意味複雑な状況かもしれません。
そこで、あまり食欲がない状態でも食べられる工夫を4つご紹介します。
①食べなれた物・好きな物を選ぶ
幼少期より食べなれているor好物な料理を1品入れると食が進みやすい。逆に、経験のないor苦手な料理はストレスになり食が進まないこともあります。
②臭いを活用する
食事は5感(視覚・聴覚・触覚《歯触りやのど越し》・味覚《塩っぱい甘いなど》・嗅覚)を使って味わいます。経験則ですが、焼き鳥・カレー・味噌汁が沸く・魚の焼ける臭いなどは食欲UPに役立ちます。
③油っこい物と仲良く付き合う
身体がエネルギーを欲しがる時は、自然と油っこい物を食べたくなるものです。揚げ物や肉の脂身などの油っこい食べ物は、胃もたれやお腹の調子を崩さなければ食べてもOKAY。サラダや酢の物などのサッパリした副菜を用意すると尚GOOD。身体の状態をみながら上手く付き合って下さい。
④噛む
身体を回復させる時のお腹(内臓)は疲れている場合も多い。よく噛みお腹への負担を減らすことで消化吸収を早め、食事の前の「なんだかお腹がいっぱい…」といった状態の緩和が望めます。小さな積み重ね。よく噛んで食事をしてみて下さい。
まとめ
傷ついた身体を早く回復するためには、食事からの栄養補給は重要です。しかし、精神的なストレスや痛み、活動量の低下などの影響で食欲の低下が有り得ることを忘れてはいけません。このブログが何かの役に立つと嬉しい限りです。
友人には早くコンディションを回復してサーフィンや仕事に励んで欲しいと願っています👌
管理栄養士の食生活カウンセリング
・自分の目標達成に必要な食事を知りたい
・身体のコンディショニングを上げるレシピが欲しい
このような人は管理栄養士の食生活カウンセリングがおススメ。あなたに必要なレシピや料理、実践的な栄養学の知識などをご提案します。
関連ブログ
最新情報を受け取ろう!
COMFYのメルマガ詳細はコチラ
COMFYのインスタはコチラ
ゆる~いブログはコチラ
くびれ専門 COMFYの「運動×食」に関する最新情報を受け取りたい方は【いいね】して下さい