管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。中学生アスリートの保護者様へ。
中学生の時期の食事は大切。親はそれは理解していても、子供は食べてくれない・偏食がなおらないといったことがあります。そんな時は、彼らの心の状態を考えた言葉掛けも大切ですよ。
中学生の身体の特徴と栄養素
①心肺機能
心臓や肺などの呼吸器機能の発育は中学生で最も盛ん。体育の授業で「持久走」がカリキュラムに入るのは、この辺りが関係しています。それに合わせて、呼吸器の成長を促す食事も必要です。
②骨
骨へのカルシウム蓄積量は小学校高学年〜中学生でピークを迎えると言われ、この時期に必要量を貯蓄できると身長が伸びるだけではなく「生涯骨太」なんて効果も望めるのです。※カルシウムについて気になる方は、このブログ下の関連ブログをご覧下さい。
③造血
近年、問題視されている女子の貧血(男子にも増えてきているように感じる…)や月経不順もこの時期の食事からの摂取が大切なのです。高校生で貧血や月経不順に悩むアスリートの多くは、中学生前後からの食生活に問題があるように感じます。
しかし、保護者様は「中学生の時期の食事は大切だよね!」と思っていても、子供はそれとは裏腹に「食べない。偏食が多い。」といったことがあり、頭を悩ませることも。中学生は心身共に大人へと成長する時期なので、子供の心の状態を考えた言葉掛けも大切なのです。
言葉掛けについて 私の事例
私は中学1年生の頃、偏食しまくりで伸長は低くヒョロヒョロと細かった。周りの子の伸長はグングン伸び、声変わりや筋肉も付いてきているのを見て「マジ?なぜ俺は変わらない…」と焦りのようなものを感じていたのを覚えています。ただ、その悩みを親に相談するのが「カッコ悪い。」と思っていたので言いませんでした。
1998年頃は今と違いネットもそこまで活発ではなく、本屋や図書館で栄養のことを調べたり、格闘家に影響されキャラメルのように歯へくっつくプロテインを飲んでみたり…色々と試行錯誤しました。
あの時、親や先生などの大人から、このようなことを言われたら…
・これを食べると身長グングン伸びて筋肉もつき、スポーツ上手くなるよ!
・あと1年後にグーンと身長は伸びるから、〇〇の栄養素は重要だね。
・しっかり夕食を食べると中田英寿さんみたいになれるかも?
私はさりげなーく偏食を改めて、いろんな物をモリモリ食べていた可能性はかなり高い。私は単純な中学生だったので例えもかなり単純ですが、言葉の掛け方1つで行動はガラッと変わることもあるのです。
まとめ
食べない・偏食する子に対しては、彼らの心の状態を考えた言葉掛けも大切です。
5月20日の【保護者向け】細い身体を強くする!中学生アスリートのためのデカ飯講座では、『子供の好き嫌いをなくす工夫』や『食欲を引き出す方法』についてお伝えします。お時間の方は、是非ご参加下さい。
【保護者向け】細い身体を強くする!中学生アスリートのためのデカ飯講座
開催日 2017年5月20日(土)
【 講座の対象者 】
学校の部活・クラブチームに所属する中学生アスリートの保護者様におススメです。
・子供の食が細く、大きくなるか心配
・食の好き嫌いが多く、日々の栄養バランスに悩む
・他の子と比べ成長が遅く、不安を感じる
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