管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。お子様をお持ちの方へ
日本人の成人男女の身長は1950~2010年を比べると10㎝程伸びています(1950年男子:約160㎝ 女子:約149㎝。2010年男子:約172㎝、女子:158㎝)。
「バスケットボールやバレーボールなどジャンプを多用する種目は身長が伸びる!?」これは都市伝説なのか否か、身体作りのポイントを交えてお伝えします。
結論
バスケやバレーは身長を伸ばしやすい競技かもしれませんが、絶対に伸びる訳ではない。どんなスポーツでも身長は伸びる。バスケやバレーなどの
バスケやバレーなどのスポーツで伸長が伸びると言われる要因を4つ考えてみました。
①身長の高い人が生き残った
競技の特性上、身長の低い人はトップレベルに残れず、身長の高い人が生き残った。身長が低くてもプレーが上手い人はいっぱいますよ。
②縦の負荷(圧力)
ジョギング、なわとび、ジャンプ…骨は縦方向に対して負荷(圧力)が掛かると、骨をつくる細胞が活性化して骨が強くなると言われ、成長期の場合は骨(身長)を伸ばすのに役立つと考えられます。バスケやバレーなどはジャンプをする機会が多いので、骨に良い刺激を与える競技かもしれません。
③多方面&動作の全身運動
これはバスケとバレーに限りませんが、ジャンプ系の競技は多方面へ以下のような動作をする全身運動が多い。
・しゃがむ
・踏み込む
・片脚立ちになる
・飛ぶ(ジャンプ)
・上半身をねじる、引く、押す
これらの全身運動は骨と筋肉への刺激と血液循環を促進させ成長を促す効果があり、バレーボールやバスケットボールに限りませんが、身長を伸ばすには適した競技と言えます。
④よく食べて寝る
食事と睡眠は身長を伸ばすのに必要不可欠。バスケやバレーのように活動量の多いスポーツをすれば、そりゃお腹が空きますし疲れてよく眠ります。
やや話は脱線しますけど、身長を伸ばすためにカルシウムが必要だから「牛乳をいっぱい飲む!」ではなく、3大栄養素と睡眠の存在をお忘れなく。三大栄養素と睡眠はカルシウムよりも大切と言っても過言ではありません。
・炭水化物 身体を動かすエネルギー源
・タンパク質 骨代謝を促す素となる
・脂質 男・女性ホルモンを作り出す
睡眠に関しては大げさな言い回しですが、睡眠中に身体は一番伸びていると言えます。睡眠中は筋肉を作りと身長を伸ばす「成長ホルモンの分泌が最も活発」なのです。
科学的な根拠はなく私の経験論ですが、よく食べる・よく寝る子は身体が伸びるなと感じます。
まとめ
以上の4つの理由から「バスケやバレーボールをすると身長が伸びるよ。」と言われるようになったのではないかな?と私は考えます。
どんなスポーツでも適度な運動の刺激と食事、睡眠の3つが身長を伸ばすことに繋がるのは紛れもない事実。保護者様においては「身長が伸びないからこの競技はNG!」とお子様に言わないで頂けたら幸いです。運動・食事・睡眠をしっかりとって、心身共にグングン成長する子が増えることを願います。
管理栄養士の食生活カウンセリング
・子供の身長を伸ばす食生活を知りたい
・成長を促すレシピを手に入れたい
このような人は管理栄養士の食生活カウンセリングがおススメ。目的達成に必要なレシピや食生活のスタイルをご提案します。
関連ブログ
スポーツ食育+英語の最新情報を受け取ろう!
このページは中学生アスリートの保護者様向けです。管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃がアスリート育成のための『運動・栄養(食事)・英語』情報を日々発信。最新情報を受け取りたい方は【いいね】して下さい