熱中症対策は食事


管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。熱中症を予防したい方へ。

いよいよ夏は間近。この時期になるとこぞって「熱中症予防/対策は小まめな水分補給!」と言われます。しかし、水分補給は飲み物だけではなく、食事からもできるのです。今回は「熱中症と食事」についてお伝えします。

 

 

熱中症とは


熱中症とは

熱中症は高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分 のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり体内に熱がこもっ た状態を指します。熱中症は以下4つの障害の総称。

 

①熱失神

血液が不足して血圧は低下し、脳へ送られる血液が少なくなり、めまいや立ちくらみ・意識を失うこともある。

②熱疲労

汗をかき脱水が進み、血液量が足りなくなり、頭痛・吐き気・脱力感・嫌悪感が出る。

③熱けいれん

汗をかくことで、電解質(ナトリウムやカリウム、カルシウムなど)のバランスが崩れ、手足がつったり・筋肉がけいれんを起こすことがある。

④熱射病(ねっしゃびょう)

熱疲労・熱けいれんが進行して、意識がなくなったり・言語がおかしくなるなど非常に危険な状態。

 

 

食品はほとんどが水


食品はほとんどが水

すっごく極端な例えをしますが、私達は食事から水分を補給しています。例えば目の前にこんな食事がありました。
・ご飯
・鶏とモヤシの炒め物
・キュウリ、トマト、レタス、ゆで卵のサラダ
・ナスの味噌汁

 

それぞれの食品100g中に含まる水分量を観ると…
・ご飯60g
・鶏肉 70g  モヤシ 90g
・トマト 94g キュウリ 98g  レタス 95g ゆで卵 75g
・ナス 94g

 

単純計算ですが、例題にあげた食事の合計水分量は680g。もし、似たような食事を3食とったら1日約1400~1500g程度の水分を食事から補給する計算になります。特に夏野菜は水分量が多く、水分補給にはうってつけの食材なんですよね。※余談ですが水分量の少ない食品は腐りにくい。そして、食べると口の中でパサパサするので食べにくい。

勘の良い方は、私が言おうとしていることに気が付きましたか?

 

 

夏場は食事からの水分補給が減りやすい


夏の特徴

夏場は暑くなり食欲と食事量が落ちやすく、食事から十分な水分を得られないため、熱中症の引き金となることがあるのです。しかも、ナトリウムやカリウムといった電解質も得られないので尚更、熱中症のリスクが上がる。

 

特に高齢の方は上記のパターンで熱中症になる人が多いように感じるのでご注意を。食事は毎日の繰り返しなので、意識しないと量が減っていることに気が付かないケースは多々あります。また、過度な欠食クセのあるお子様も用心して下さい。

 

 

今からすぐにできる対策


・食事の品数を増やす。
・汁物を増やす。
・過度な欠食をしないよう心掛ける。
・食欲が落ちているならば、酸味や苦味のある食材や味付けをチョイスする。

 

 

まとめ


飲み物での水分補給も大切ですが、食事からの水分補給も大切です。
熱中症を予防したい人はまず始めに、ご自身とご家族の食事を振り返ってみてはいかがでしょうか。熱中症でしんどい思いをする人が減ることを願っています。

 

 

管理栄養士の食生活カウンセリング


・○○な身体を食事で作りたい
・自分や家族に必要な栄養満点の食事パターンを手に入れたい

 このような人は管理栄養士の食生活カウンセリングがおススメ。あなたに必要なレシピやあなたらしい食生活のスタイルをご提案します。
管理栄養士の食生活カウンセリング

 

 

関連ブログ


サーフィンには水分摂取が大事!

 

【使い分けが重要】軟水と硬水の違い

 

【管理栄養士がよく使う】手軽に栄養バランスを整える方法

 

 

 

くびれ専門 COMFY 藤沢 パーソナルトレーニング ピラティス 栄養サポート 最新情報を受け取ろう!


COMFYのメルマガ詳細はコチラ

 

COMFYのインスタはコチラ

 

ゆる~いブログはコチラ

 

くびれ専門 COMFYの「運動×食」に関する最新情報を受け取りたい方は【いいね】して下さい