【管理栄養士が教える】軟水と硬水の違い


管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。

ひと昔前まで水を購入する行為は一般的ではありませんでしたが、現在は一般的になりつつあり、販売されている水の種類も多種多彩。「硬水って身体に良いんですか?」とお客様から質問をうける機会も増えてきたので、今回は「水の種類と硬水の特徴」についてお伝えします。

 

水の働き


水の働き

大人の身体の約60%は水分であり、以下3つは水分の大きな役割です。

①溶解作用

体内で行われる化学反応のすべては、水に溶けて初めて進行する。つまり、水は生命活動に必須なのです。

②運搬

血液は細胞に栄養や酸素を届け、老廃物を排除します。その血液の約90%は水分なので、水がなければ血液は全身に巡りません。簡単に言えば水は代謝の要(かなめ)なのです。

③体温調整

私たちの体温は常に37前後に調整され、暑くなったら汗を出して体温の上昇を防ぎます。汗の主要成分の水が不足すると体温の調節が出来なくなり、熱中症や失神、最悪の場合は死に至ることも…

 

 

ミネラルウォーターとは?


現在流通しているミネラルウォーターは約1000銘柄もあるようですね。ミネラルウォーターには定義があり『ミネラルウォーターとは、地層中の無機塩類が溶け込んだ地下水を濾過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていない水の総称』とあります。

採水場所によって、水に溶け込んでいるカルシウムやマグネシウムの量は異なり、それを基準にミネラルウォーターは【軟水】と【硬水】に分けられます。

 

 

水の分類


水の分類

ミネラルの含有量が少ないものから、軟水・中硬水・硬水・超硬水と分類されます。硬度を分類する基準にはいろいろありますが、以下はおおよその目安です。

硬度100以下が「軟水」

101~300は「中硬水」

301以上が「硬水」

1000以上が「超硬水」

 

日本の天然水や水道水のほとんどは軟水で(沖縄は硬水が多い)、ヨーロッパは硬水が多い傾向にあります。このミネラル量の違いで、身体に対する作用や料理の使い方が変わってくるのです。1つ1つ説明するとキリがなくなるので、硬水の特徴ついてお伝えします。

 

 

6つの硬水の特徴


1.サプリメントのように活用

硬水の特徴
日本ではミネラルウォーターを「安心で美味しく飲みたい」といった感じで選びますが、欧米では「健康な身体作るために」とサプリメントのような感覚で選ぶ人もいます。

日本人は特にカルシウムとマグネシウムが不足している傾向にあるので、それらの栄養素を硬水から摂取するという考えも場合によってはありだと思います。

 

2.便秘の緩和

硬水の特徴
便秘を改善したい人には、便秘薬にも使われるマグネシウムが豊富な硬水がおススメかもしれません。人それぞれですが、私のお客様でも硬水を飲むようにしたら、便通が良くなったという人もいらっしゃいます。

 

3.口当たり

硬水の特徴
軟水は口当たりが良くのど越しが良い(クセが少ない)ので、常温でも飲みやすい。硬水は常温だと口当たりが硬く飲みにくい場合があるので、冷たい温度が飲みやすいかと思います。

 

4.料理や飲み物の味を引き立てる

硬水の特徴
イメージですが【 和食には軟水 】、【 洋食には硬水 】と覚えておくと便利かもしれません。

お米を炊く・味噌汁・煮物・和え物・茹で物…和食は水の料理。ミネラル分の少ない(クセの少ない)軟水の方が昆布、カツオ節などのダシの旨味が引き立つのです。

私はオーストラリアに留学している頃、和食が恋しくなり色々と作ったのですが…美味しくない(笑)オーストラリアの水道水は硬水。硬水で作る和食は「ダシの風味や素材の味が引き立たないΣ(゚д゚lll)」と感じました。軟水があったからこそ、和食は発展したのかもしれませんね。

 

一方、硬水は料理に以下の活用ができます。
・ミネラルの作用でアクが良く出て、たんぱく質は固まって旨み成分が溶け出させない(肉にうまみを封じ込める)。つまり、肉の煮込み料理やスープに適しています。
・パスタを茹でる時に硬水を使うとカルシウムとでんぷんが結合し、麺にコシが出る(アルデンテ)。
・硬水で紅茶やコーヒーを作ると、渋味や苦味がより出やすくなるので、それがお好きな方にはおススメ。

 

5.スポーツでのミネラル補給

硬水の特徴
最近ではスポーツ中後に硬水を飲む人も増えてきています。スポーツで消費したカルシウム&マグネシウムの補給が目的です。ちなみに、私はトレーニング後に冷えた炭酸の硬水を飲むことが密かなブーム(笑)但し、運動後に硬水が飲みにくい場合は、硬水にこだわる必要はないように感じます。

 

6.控えた方が良い場合も…

硬水の特徴
硬水の方が「ミネラルが多くて健康的」と考えやすいのですが、必ずしもそうではありません。妊婦さんや胎児、内臓疾患のある方は控えた方がよいケースも。また、硬水を飲みなれていない私達日本人にとって、無理に飲み続けるのは辛いかもしれません。

 

 

まとめ


①軟水、硬水と考えるよりもまずは1日に必要な水分をとる。
水分補給は起きてすぐ、食事に、会社についたら、午後〜夕方までに、寝る前に「コップ1杯の水」といった感じでタイムスケジュールをたてると賢く1日に必要な水分をとれますよ。


②自分の目的に合わせて水を選ぶ
・便秘の緩和やスポーツのリカバリーに硬水を飲む。
・カルシウムの補給を狙って硬水を飲む。
・スープ料理を作るために硬水を使う。
自分の目的に合わせて水を選んで下さい。


③自分の好み!

水は毎日飲むものなので、自分の好みに合わせてチョイスするのも大切です。

 

1日の水の必要量を確保したうえで、自分の目的と好みに合った水を選ぶと身体の調子はぐーっと上がることがあります。あなたの身体作りやクッキングにお役に立てば幸いです。

 

 

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