管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。2017年3月サーフィンの選手帯同でオーストラリアへ行きました。そこで得た情報・感じたことをお伝えします。
何かの試合でオーストラリア行くアスリートへ
今回のテーマは「水」です。水は最も大切な栄養素と言ってもよいかもしれません。オーストラリアと日本では『水に対する価値観』も違えば、『水の種類』も違うので戸惑うことがあるかもしれません。
また、オーストラリアの家は部屋がいっぱいあるので、ホームスティのように期間限定&格安で部屋を提供してくれる家庭もあります。私達は試合期間中、そのような家庭に滞在しました。試合でオーストラリアの家庭に宿泊する際は、オーストラリアの水事情を知っておくと尚便利ですよ。
水分の役割
身体の約60%は水であり、身体の最大の構成成分。例えば体脂肪の約10%、筋肉の約70%、血液の約80%は水分なのです。水は最も大切な栄養素と表現できるかもしれません。
水に対する価値観
オーストラリアは場所によっては水不足もあるし、日本のように豊富な水資源に恵まれている国ではないので、水を大切にする文化が根強く残っている地域もあります。例えば、日本の感覚で洗顔や身支度の際に水を出しっぱなしにしたり、10分以上のシャワーなどを好まない家庭も。
オーストラリアの台所にはシンクが2つあるのが一般的。これは片方で食器を洗い、もう片方のシンクに水を張り食器をすすぎ洗いして節水するためです。
飲めるの?料理がまずくなる?水の違い
Noosa River
人がほとんど住んでいない都市を除いて、オーストラリアの水道水は飲んでも特に問題ありませんが、念のため事前に行く都市の水道水をチェックすることをお勧めします。水道水と言えば…余談ですが、オーストラリアのミネラルウォーターの値段は高い(私の知る限りコンビニだと約600mlで250~300円)ことが影響しているのか、一般家庭では水道水を瓶に入れ冷蔵庫で保管する家が多いと感じます。
ポイントは水の種類。日本の水道水のほとんどは軟水ですが、オーストラリアは硬水が多いようです。ちなみに、私が滞在したブリスベン北部にある街「ヌーサ」は硬水です。※軟水と硬水の違いは、このブログ一番下にあるリンクから特集記事をご覧下さい。
皆でワイワイ食事作り
感の良い方ならば、硬水は『手に触れた瞬間』や飲んだ時の『味・のど越し』で、日本の水との違いに気付くかもしれません。私の感覚論ですが、硬水は飲むと「重たい、のどにまとわりつく」イメージで、味噌汁や煮物を作ってもあまり美味しくないと感じます。私は選手に料理を作る際、料理によっては水道水と市販の水を使い分けていました。
試合前、日本のライフスタイルとガラッと変わるような、特別なことをするのはあまりお勧めしないので、ブリスベン方面へ行くならば普段飲み慣れている「ミネラルウォーター」を購入すると良いかもしれませんね。
自販機はない?炭酸水はメジャー?水の購入について
スーパーの水売り場①
スーパーの水売り場②
コンビニ、スーパー、ガソリンスタンド、何処でも水は買えます。但し、日本のようにそこら中に自動販売機はないのでご注意を。街中に自販機は、ほぼないと考えても良いです…利便性とコスト面を考慮すると、スーパーで2ℓ×10本や600ml×20本などのお得なセットの購入をお勧めします。
スパークリング(炭酸水)
Noosa Restaurant
最近は日本に浸透してきましたが、オージーは普段から炭酸水(スパークリング)を飲む人も多い。レストランで出される水はミネラルウォーターと炭酸水を選べる位、炭酸水はオージーに身近な飲み物と言えます。水と同様に現地で購入できる炭酸水の種類も豊富なので、飲み慣れている方は炭酸水を試してみては?
まとめ
・水は最も大切な栄養素と言ってもよい
・水を大切にする文化が根強く残っている地域もある
・水道水は飲んでも特に問題ありませんが、事前に行く都市の水道水をチェック
・ブリスベン方面ならば、普段飲みなれた「ミネラルウォーター」を購入すると良いかもしれません
何かの試合でオーストラリア行くアスリートへ。
Goodな身体のコンディションを作り、試合で最高のパフォーマンスを発揮したいならば、水分補給は大切。また、試合に勝つためには現地の情報を事前に得ることも凄く大切ですよ!オーストラリアの水事情を知り、あなたのコンディション作りにお役立て下さい。
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