管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。暑いと食欲が落ちて、身体に必要な栄養素が不足しやすい。暑いのは仕方ないので、食欲を上げる工夫と身体に必要な栄養素の摂取が必要なのです。今回は【おにぎりで夏バテすっきり】をテーマにレシピをご紹介します。
概要
【目的】
おにぎりで夏バテすっきり(緩和)
【メリット】
・生活にメリハリが出てくる
・身体のダル重さの緩和
・食欲の増進
・夏バテの予防
【ここが特徴】
・簡単&時短料理
・旬の食材を使う
・食欲が増す味付けの工夫
夏バテすっきりの訳
夏場に「私、最近疲れやすいんです。夏バテでなのかな?」といった食事相談を頂く方の食事内容を伺うと、本人は食べているつもりでも、普段よりも食事量が低下していることに気が付かないケースは多いように感じます。
夏の暑さは食欲を奪うので、食欲を上げる工夫と身体に必要な栄養素の摂取が必要なんですよ。以下に紹介する食材が夏バテの緩和をサポート。
夏バテすっきり サポート隊
《アジ》
名前の由来は「味がいい」から「あじ」なんて言われています。旬は初夏~夏。
鯵(アジ)は、魚介類の中でもトップクラスの低脂肪高タンパク質食材。アブラは少ないので、さっぱり食べらるのが嬉しい。消化酵素や食欲を調整するホルモン、暴飲暴食で荒れた胃腸の修復をする材料となるタンパク質を摂取できます。
《シソ》
日本では古くから愛されている野菜で、奈良時代以降は薬としても重宝されたそうです。旬は6~9月。
東洋医学ではシソの香りに「気」を発散させる効果があり、ストレスなどで胃が動かない時にシソを食べると食欲が増すと言われています。大葉の香り成分「ぺリアルデヒド」は、防腐・殺菌作用があり、おにぎりのいたみを予防。刺身にシソは、ちゃんと意味があるのです。
《ゴマ》
料理にゴマを加えると、味を美味しくできるから「ごま化す」という言葉が生まれたと言われています。
身体を動かすガソリンとなる炭水化物。ゴマには炭水化物からエネルギーを作る過程を助ける働きのあるビタミンB1が豊富。夏の疲れでガソリン不足で働きの悪くなった胃腸の動きを活発にする効果が望めます。
《梅干し》
味加減や物事の具合、健康状態を表す言葉「いい塩梅(あんばい)」は、塩と梅酢の加減が由来だそうです。梅の実の収穫は5~6月。梅干し作りが盛んなのは6~7月前後。
余談ですが、私の父は梅シロップを作るのが得意で、夏になるとそれを水で割った飲み物を良く飲んでいたことを思い出します。
梅干しに多く含まれるクエン酸は、ビタミンB1と同様に炭水化物からエネルギーを作る過程をスムースにする働きがあります。また、梅干の酸味は夏バテで胃腸の消化・吸収能力が低下しているときに、胃酸の分泌を促し、食欲を増進する効果あり。
材料 Foodstuffs
・米
・アジの切り身(干物でも可)
・塩
・シソ
・ゴマ(黒でも可)
・お好みの梅干し
・海苔
※写真右下は「朝顔」の仲間
作り方 How to make
①下準備
シソは千切り、梅干しは種をとり身はほぐす。ゴマは煎っておく。
②アジを焼く
アジに塩を振り(乾物ならば不要)、魚焼きグリルやフライパンで焼いた後、身をほぐす。
③具を合わせる
①と②の具材を合わせる
④握る
ご飯に③を乗せ三角形に握り、海苔を巻いて完成。
ここがポイント
アジの塩味と梅干しの塩&酸味、シソやゴマの香りであっさりサッパリ食べられるおにぎります。
【食育として…】
・ゴマを炒る
・具を混ぜ合わせる
・おにぎりを握る
などの作業をお子様と一緒にすると、楽しみながらおにぎりを作れます
まとめ
夏場は食欲を上げる工夫と身体に必要な栄養素の摂取が必要なのです。レシピの味付けのポイントは「酸味」と「塩味」「香り」の3つで、夏場に適した味付けをお楽しみ下さい。
このレシピで楽しみながらおにぎりを作り、あなたの夏バテの緩和に役立つことを願っています。
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