暑熱順化の方法とトレーニングについて


管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。日を追うごとに暑くなってきています。神奈川県江の島海岸では海の家の建設が始まりました。もうすぐで夏♫私の大好きな季節!

ただ現代の夏は冷房の普及で「外は暑いのに室内は寒い。」といったなんだか変な環境。また外で身体を動かす機会が減り、外気温に身体を適応するのはとっても難しい。

 

 

夏の気温に適応できないデメリット


・夏バテ(食欲不振、身体のダルさ、夏風邪など)を引き起こす
・熱中症の引き金となる
・ベトベトした汗をかき、しかも臭う
・運動をする方は、身体のキレが悪くなる

 

特に夏バテで体調を崩す人は、年々増えているように感じます。これから夏を迎えるのに、このままじゃいかんなと言うことで、今回は「暑熱順化(しょねつじゅんか)」について紹介します。

 

 

暑熱順化(しょねつじゅんか)のメリット


・夏バテの予防
・サラサラした汗をかき、体臭を緩和
・運動をする方は、暑い中でもバテすに動ける

 

 

暑熱順化とは?


暑熱順化とは

一言でいえば「身体を暑さに慣らす」。 暑熱順化とは積極的に汗をかく環境を作り体温調整機能をスムースにすることを意味します。汗は暑くなった体温を下げるために出るのですが、暑熱順化が上手く出来ていると汗腺(汗をかく機関)がしっかり働くので、少量の発汗でも体温調節がスムースに。

 

夏バテや熱中症をおこすのは、この体温調整がスムースにいかないのことが問題なのです。しかも、汗腺の働きが停滞するとベトベト汗&臭いが…なんてことも。汗をかくことを嫌う人もいますが、汗はかいた方が断然お得なんですよ!

 

 

暑熱順化の開始は5月が適している


本来、夏へ向けて自然に暑熱順化していくものですが…外は暑いのにオフィスワークが中心で一日中涼しい部屋にいる。ITや車の普及により外で活動する機会が減少する。こうなってくると暑熱順化が進まないので、夏へ向けて5月頃から徐々に暑熱順化を始めることがポイントです。

 

 

余談ですが…


2016年リオデジャネイロ五輪サッカー代表が2試合行う場所は、マナウスにあるアレナ・ダ・アマゾニア競技場。ここの気候が曲者で過酷。私のブラジル人の友人へにマナウスついて聞いたところ「あそこはジャングルだよ!ブラジル人はまず行かないし、ジャネイロから遠いので行ったことないよ。」だって(笑)。

マナウスは熱帯気候で高温と多湿。8月の平均最高気温:33℃ 最低:23℃。スポーツの場合、暑熱順化できていないと「バテてて動きが鈍くなる..」なんてことよくあります。リーグを戦い抜くには、事前の準備で暑熱順化から進めていくことが肝心かなと個人的には感じてます。

 

 

暑熱順化の方法


ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどの有酸素運動をお勧めします。
自然環境に身体を慣らすならば、運動はかなり有効な方法。この他、食材や調理法、味付けの工夫など料理で対応する方法もありますが、これについてはまた今度。以下、有酸素運動の具体的な方法です。

 

昼間に時間のある方

太陽が出ている時間帯にジョギングやウォーキングをして、気持ちよい位にダラダラ汗をかく!※水分補給を忘れずに。普段、身体を全く動かさない人は朝夕の涼しい時間帯を狙うと◎

 

日中は仕事をしている方

朝や夜の時間帯に。土日など休みの日は、太陽が出ている時間帯に運動を。

 

時間の目安

外で有酸素運動を10~15分。5~10日続けて汗をかくと身体は暑熱順化していくと言われています。

 

ジムや仕事で汗をかくからと言う方もいらっしゃいますが、できれば自然環境の中で汗をかく方がおすすめ♪もちろん、暑熱順化してきたからと運動を止めたら、体温調整機能は低下していくのでご注意を。

 

 

まとめ


「外は暑いのに室内は寒い。」こんな季節感があやふやな時代だけど、できるだけ自然環境に身体を適合させなければ、身体の機能は低下する。


「夏バテ予防の〇〇」や「汗の臭いを防ぐ××」なんて物はたくさんありますが、一番良い方法は【自然環境に身体を適合させる】ことかもしれません。
暑熱順化をして、今年の夏は不調を予防して盛大に楽しみましょう(^ー^)ノ

 

 

 

バランストレーニング


・自分に合った運動方法を知りたい。
・体力をもっとつけたい。
そんな方はバランストレーニングがおススメです。

バランストレーニング

 

 

 

関連ブログ


サーフィンには水分摂取が大事!

 

熱中症対策は食事

 

 

 

COMFY 藤沢 最新情報を受け取ろう!


COMFYのメルマガ詳細はコチラ

 

COMFYのインスタはコチラ

 

ゆる~いブログはコチラ

 

くびれ専門 COMFYの「運動×食」に関する最新情報を受け取りたい方は【いいね】して下さい