管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。
股関節の歪みをとることが美脚への第一歩。そのために重要な筋肉の1つは太ももの裏です。この記事ではもも裏の筋肉で足のラインを美しくする方法をお伝えします。
股関節の歪み
・太ももの前が太く、もも裏にはセルライトが…
・外ももばかりたくましくO脚気味で内ももはぶよぶよ…
これらの原因を一言で表すならば、股関節の歪み。
この歪みを作り出す習慣の1つは、膝を曲げて歩くことです。
「股関節=内もも!」と思う方もいらっしゃいますが、違います。
球体の股関節には内もも、もも前、外もも、もも裏、お尻の筋肉が付着しています。
しゃがむ、歩く、階段を昇るなどの日常生活の動作で、上記の筋肉がバランス良く使われるならば、股関節は歪まないでしょう。
しかし、大人になれば体育の授業もないし、股関節を活発に動かす機会は激変。意図的に股関節を動かしたり、ストレッチでもしない限り、どこか使わない筋肉が生まれ、使いやすい筋肉ばかりを使っているとその部分が過発達する。特に太ももの前と外ももが太くなる人は多いと感じますよ。このアンバランスな筋肉の使い方により股関節は歪むのです。
以下は股関節の歪みを作り出す代表的な習慣です。
①デスクワークで膝を曲げた状態が長い
②ヒールを履き、極端なつま先もしくは踵重心で立つ・歩く
③膝を曲げて歩く
④つま先を外側へ向けて歩く
時間を作ってストレッチするとか、ラジオ体操をするといったケアは必要ですが、①は仕事の関係により致し方ないケースもあるため、この記事ではスルーします。
②に関しても履物は個人の好みがあるので同様に割愛させて頂きます。
同様に日々のケアは大事ですけど、ヒールで美しく立つ・歩るといった練習もした方が良いですよ。
③と④の影響は大きい。
③のように膝を曲げっぱなしで歩くと、太ももの裏やお尻の筋肉が働きにくい。そのため、自分の重心をほぼ太ももの前で支えるから太くなる。極端な言い方だけど、日々の歩行で太もも前のトレーニングをしているような感じです。もも裏を使わないといけません。
この記事ではここを深堀します。
④のようにつま先を外側へ向けて歩くと以下のどちらかのパターンになりやすく、内よりも外ももの力が働きやすくなり、外ももが太くなる。
・母指球に極端な重心を掛け、すり足になる(ペタペタ歩き)
・足の小指と踵へ重心がのり、踵の小指側をすって歩く
かなり大事な事柄ですがこの記事では割愛し、別の記事で詳しくお伝えします。
たかが歩行だと思ってはいけません。ちりも積もれば山となる。
厚生労働省によるH22年の調査では、社会人の1日の歩数は男性7,841歩、女性6,883。大まかな計算ですが距離にしておよそ4.5~6.0km。
間違った歩行の小さな積み重ねが股関節の歪みを作り、太ももの前が太く、もも裏にはセルライトが…外ももばかりたくましくO脚気味で内ももはぶよぶよ…といった足になるのです。
歩行におけるもも裏の役割
もも裏の役割は沢山あるので何を伝えるか悩みますが、1つは歩行において膝を伸ばすことです。
先ほどお伝えした③を改善するために「膝を伸ばして歩かなきゃ!」と考えると多くの人は、もも前に力を入れてしまいがちですが、これはNG。もも裏の筋肉を働かせて、膝を伸ばすのです。
もも裏の筋肉は骨盤が正しいポジションにないと働きません。
それぞれの人の骨盤の傾きによって異なりますが、主に腹筋で正しいポジションへセットします。ですので、もも裏の筋肉で膝を伸ばすためには、腹筋の使い方も重要になります。
文章で説明してもわかりにくいので、壁を使って簡単にできるエクササイズをご紹介します。美脚になりたい方は、是非もも裏を使う感覚を得て下さい。
簡単!美脚エクササイズ
【目的】
歩く動きをスローモーションで見ると、1秒未満ですが必ず片足立ちになります。このエクササイズは、その時にもも裏の筋肉で膝を曲げない(伸ばす)感覚を身につけることです。
①つま先を前方へ向け足を揃え、片方の足を一歩前へ出す
②両手は腰にあて、以下の4つを壁につける
・後ろ脚のかかと
・両方の仙骨(お尻の骨)
・両方の肩甲骨
・頭
③2でお伝えした4点を壁から離さずに、前足を床から5cmアップ。5秒キープ×5セット
【よくある失敗】
骨盤が傾かないよう気を付けましょう
【ポイント】
・腹筋やお尻、ふくらはぎなどの筋肉も使われます。
・どちらか立ちにくい脚がある場合は、そちら側の股関節に強い歪みがある可能性大。丁寧に動きましょう。
【太もも前に効いてしまう人へ】
結構大事な注意点です。
このエクササイズでもも前に張りを感じるorもも前に効いてしまう人は、エクササイズ前にもも前を柔らかくしましょう。
太もも前ともも裏、力こぶと二の腕のように筋肉が骨を挟む関係にある場合、どちらかの筋肉が硬いと反対側の力が出にくいのです。
(例)
・もも前が硬いと、もも裏の力が出にくい
・太ももの付け根が硬いと、お尻の力が出にくい
・力こぶが硬いと、二の腕の力が出にくい
太もも前に効いてしまう人は、エクササイズ前に以下のストレッチで太もも前を柔らかくしましょう。
目的⇒もも前のストレッチ
①足の甲のを持ち、かかとをお尻の中央へ近づける
②軽く腰を丸めるようなイメージを持ち、もも前が「伸びたー。」と感じたところから深呼吸を6回
まとめ
・太ももの前が太く、もも裏にはセルライトが…
・外ももばかりたくましくO脚気味で内ももはぶよぶよ…
これらの原因は股関節の歪みで、その歪みを作り出す習慣の1つは、膝を曲げて歩くことです。
美脚になりたい人は、もも裏の筋肉で膝を伸ばして歩きましょう。
運動×食で美脚は勿論、ウエストラインも美しくしたい方はご相談下さい。
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