痩せなくても二重アゴは解消する

管理栄養士×スポーツトレーナーの高橋和晃です。
アゴがたるんできた、アゴと首の境目がなくなってきた。体脂肪が多いから、年齢が…勿論、これらも原因の１つですが、大きな原因は姿勢。特に頭部の位置だと感じます。

頭部を正しい位置に戻せば年齢、体脂肪に関係なく、二重アゴをシュッとした美しいアゴラインに！この記事では二重アゴの原因について詳しくお伝えした後、簡単な二重アゴ解消ストレッチを1つお伝えします。

二重アゴの原因

上記の図のように、頭部を前方へ倒しアゴを上げるorアゴを引く姿勢。これが二重アゴの原因です。

アゴの下と首の前側には約12種類の種類の筋肉があり、その周りには毛細血管の他、太い血管(頸動脈)があります。
上の図にある2つのNG姿勢をするとそれらの筋肉がコリ固まって血管を圧迫、血の巡りが悪くなり「アゴがたるんだり、アゴと首の逆目がわからなくなる。」といったデメリットが挙げられます。

血液が血管の中を流れるイメージ図

筋肉が伸び縮みすることで、ホースのような血管の中を血液はスムーズに流れます。
しかし、上記画像の向かって右側のように、筋肉がコリ固まっていると血管が狭まったり、絡んだりするような感じになり、血の巡りが悪くなるのです。

鎖骨から頭部への血液の流れイメージ図

先ほどお伝えしたように、血液の流れが悪いとアゴがたるんだり、アゴと首の境目がなくなってくるのです。

二重アゴの解消方法

頭部の正しい位置にする。シンプルだがベストな答えです。
しかし、首の筋肉がガチガチに固まっている人にとって、頭部を正しい位置へ戻すにはとっても難しい。
例えが大げさだけど、それは足を骨折している人に対して「今日から立って、綺麗な姿勢で歩く練習をしよう！」と言うようなものです。

経験則ですが首の筋肉がガチガチだと、頭部を正しい位置にしようとすると以下の状態になりやすい。
・肩が上がり、首の後ろがつまる
・アゴを引きすぎてしまう
・呼吸がスムーズにできない

ですので、まず始めに首前の筋肉を柔らかくすると良い。ある程度、柔軟性がついてきたら、頭部を正しい位置にする練習！といった流れがgood。
簡単で効果絶大！そんな首前のストレッチを1つご紹介します。二重アゴを撃退したい人はLet’s try👍

二重アゴの解消ストレッチ

このストレッチは1日何回しても良し。回数は多ければ多いほど効果的ですが、まずは1日1回を目標にして下さい。特におすすめのシチュエーションはお風呂🛁
二重アゴの解消は勿論、首コリの緩和にも効果的ですよ。

目的

首前の筋肉を柔らかくする

【ウォーミングアップ】

①指の腹で耳たぶの後ろにある、出っ張った骨を抑えます
※首前の主要な筋肉は、ここから鎖骨にかけ付着しています

②吐いた息で頭部を持ち上げながら、指の腹で抑えた辺りをマッサージ(小さな円を描くイメージ)
※4本の指の腹をこめかみに添え、親指でマッサージしても良い
※綺麗なお姉さん画像からゴツイ男がモデルで、なんか…すみません。

【首前のストレッチ】

アゴの出っ張り

そこを手のひらで抑えます(覆う感じ)

①正座、もしくは椅子に座り、手の甲を腰にあてる
②上目遣いで斜め上の天井を見上げるような目線をする。「首前が伸びた～。」と感じてから深呼吸を続けながら、45秒～1分keep
※鎖骨～首前が気持ちよく伸びる目線をみつけだしましょう
※ぽか～んと口を開くと効かせやすい